【フィリピン】最低賃金20ペソ上げ、首都圏と周辺州で
5月16日8時0分配信 NNA
マニラ首都圏と、工業団地が集まるカラバルソン(カビテ、ラグナ、バタンガス、リサール、ケソン)地方の最低賃金引き上げ額が、1日当たり20ペソと決まった。向こう15日以内に施行される。労働団体の要求額より低かったものの、昨年の引き上げ額である12ペソを上回る。賃金上昇によるインフレ加速が懸念されている。
地元各紙が15日報じた。フィリピン労働組合会議(TUCP)は首都圏で80ペソの賃上げを要求していたが、実際はこの4分の1にとどまった。賃上げ額20ペソのうち基本給と生活手当(COLA)がどの程度の比率になるかは未定だ。
登録したばかりの企業、財務状況が悪い企業、ペソ高の影響を受けている輸出業者などは例外が認められる見込み。
首都圏の最低賃金は昨年12ペソ引き上げられ、現在1日当たり362ペソ。これが382ペソになると、賃上げ率は5.5%になる。一方、カラバルソン地方の最低賃金は現在300ペソ(昨年の引き上げ幅13ペソ)で、これが320ペソになると賃上げ率は6.7%になる。
一方、全国に先駆けて14日、北ミンダナオ地方の最低賃金が12ペソ引き上げられ256ペソになることが決まった。現行の生活手当26ペソを基本給に加えて244ペソとする。生活手当は新たに12ペソに設定するという。生活手当は夜勤手当や13カ月目の給与、退職手当などには算定されない。6月1日にまず基本給を234ペソに、今年11月に244ペソに引き上げる予定だ。
■インフレ加速か
今回の賃上げは、コメやガソリンなど生活必需品の高騰に苦しむ国民の救済策として、アロヨ大統領が地域賃金生産性委員会(RTWPB)に要請したもの。最低賃金は毎年1回8月ごろに見直されているが、緊急の場合は実施できる。
国家統計局(NSO)によると、4月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比8.3%高と3年ぶりの高水準だった。コメの供給不足や小麦粉価格の高騰など食糧関連の物価上昇で、食料・飲料・たばこが11.4%と2けたの上昇幅を示した。また、電気料金やガソリンの断続的な値上げで燃料・電気・水道が8.0%上昇した。
HSBCのエコノミストであるフレデリック・ニューマン氏は「20ペソの賃上げは予想より低いが、今後、物価上昇サイクルに影響してくるだろう」との見解。
フィリピン中央銀行のギニグンド副総裁は「予想の範囲内。物価上昇圧力にはなるが、これもわれわれの想定内だろう」とコメントした。中銀は賃上げ幅が25ペソ以上の場合、インフレ予想を上方修正する必要があると考えていたようだ。すでに今年のインフレ予想を3〜5%から5.5〜6.5%に引き上げている。
現地社員5,000人を抱えるある日系コンピューターメーカーはNNAに対し「今回の賃上げはほとんど影響ない。それより対米ドルのペソ高の方が深刻だ」と話した。ペソで支払う給与が米ドルに換算すると増額となり、為替レートが1ペソ上昇するごとに約100万米ドルの損失になるという。
フィリピン日本人商工会議所の事務局は「物価上昇率などを考えると、今回の賃上げは妥当なところではないか」とコメントした。同商工会議所は今月初め、RTWPBに対して◇賃金は生産性によって決めるべき◇ペソ高で企業がコスト的に厳しい時期の賃上げは負担になる◇フィリピンの最低賃金はすでにタイやインドネシア、ベトナム、中国より高く、賃上げで国際競争力は一段と弱まる――といった内容の意見書を提出していた。
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労働者の賃上げ!労働者層にとっては、朗報だろうが・・・
日当で約20ペソ・・・ 一ヶ月の労働日数がどれくらいあるのか
知らないが、20日間として、400ペソ・・・
今のレートで換算すると、高く見積もっても
1ペソ2.5円くらい・・・
一ヶ月に約1000円の賃上げ・・・これって、充分なんでしょうか?
フィリピンの一般家庭の生活費って、どれくらいかかるのか知りませんが
私の知っているフィリピーナさんから聞いた話では・・・
これくらいの稼ぎでは、マニラ辺りでアパート借りて、生活するには
かなり苦しい状況のようですけど・・・
物価が高騰しているにも関わらず、給料は上がらない!
もっと酷い場合は、仕事が無い・・・
日本も近いところはありますけど、まだフィリピンよりか良さそうですね!
しかし、こんな現状だから、海外へ出稼ぎに出るフィリピン人が
ものすごい数なんでしょうね!!






